【アオバトはいつ・どこで見られるの??】
5月初旬から10月ごろまで続き、7月から8月にかけてピークを迎えます。やはり梅雨の明けた天気の良い日に多く飛来します。時間は早朝、日の出から10寺頃まで(早朝の方が大きな群れが観察されるチャンスが多い)と夕方が見やすいです。
場所は照ケ崎海岸で見られます。照ケ崎の磯を一望する、大磯港のプールのそばの堤防に上がるとアオバトの看板があります。そこからあたりを眺めて見ましょう。磯が目の前に広がり、後ろを振り返ると西湘バイパスの向こうに緑の大磯丘陵が横たわっています。すぐ手前に見える松林はエリザベス・サンダースホームの緑です。西の方にも大磯町役場の建物を囲む松林も見え、松にアオバトはよく似合います。照ヶ崎海岸は「大磯照ヶ崎のアオバト集団海水吸飲飛来地」として神奈川県の天然記念物に指定されています。
大磯丘陵が緑に覆われている頃、高麗山や湘南平でも観察できます。「ウーァオーアオー、アオウアオー」という不思議な声を聞いたら、それこそアオバトです。
【アオバトはどんな鳥??】
全長約33cmの中型のハトで全体が緑色の美しい羽色です。頭から胸にかけては黄味色が強く、腹部は白っぽい色です。翼の肩の部分がブドウ色をしたのが雄で雌との見分けが容易です。
食べ物は木の実や果実が主体となっています。
【アオバトの数はどのくらい??】
一度に見られた最大の群れは2002年10月5日の500羽以上、朝6時から10時までの観察だけで飛来総数が3000羽を超えたこともあり、日本最大級のアオバト飛来地ではないかと思われます。
【アオバトはどこから照ヶ崎に来るの??】
照ヶ崎の磯でアオバトの糞を採取して糞の中に排出された種子植物の種類を判定したところ、この辺りでは丹沢の標高1000m以上にしか分布しないミヤマザクラの種子がでてきました。このことから大磯から20〜30km離れた丹沢山地からの飛来が証明され、2002年には丹沢での繁殖が確認されました。
【アオバトの生態 なぜ海水を飲むの??】
群れを作って岩礁の上を飛び回り、岩場に降ります。窪みに溜まった海水にくちばしを浸けて,吸い込むように飲みます。海面に浮かんだり、尾羽や脚を海水につけたりもします。このような行動をするのは、アオバトの食べ物(果実)にナトリウムはほとんど含まれていないので、果実からの栄養分や水分を体内に吸収するために海水吸飲(体内のナトリウム濃度を確保)を行っているのではないかということが分かってきました。
「大磯名物 緑鳩 問答集」「大磯名物 緑鳩 見所 指南書」こまたん
及びhttp://komatan.jp/より抜粋 |